世界初の、サムバー式ファーストキャスト機構を搭載した、アブ アンバサダーThumbarモデル、通称「赤ベロ」の紹介です。
※写真は、4600C・5600C・6600Cになります。
黒いサイドプレートに赤のサムバーという鮮やかなコントラストを身にまとって1976年(5600C)デビューしました。
オールドアブ愛好家の中には、サムバータイプを好まない方も多いですが、私個人的には、この赤ベロは好きなモデルの一つになります。
このサムバー機構は現在でも世界各国多くのメーカーが採用しており、当時のアブがどれだけ意欲的であり先進的であったかをうかがえます。しかし、画期的なアイデアではあったのですが、サムバーにクラック(ひび割れ)が入りやすいなど新機構搭載にともなうトラブルが多く、数年でモデルチェンジしてしまいました。
後に販売された、復刻版モデルではクラックが入らないよう強化されておりますが、オリジナルモデルはかなりの確率でクラックが入っております。
実際、当店で扱っている商品もひび割れている商品が多く、部品交換の効かない部分になりますので、樹脂用補修剤などを使い補修し販売させていただいております。
販売から40年以上経つ製品ですが、これからも時代を超えて愛され続けてほしいと願っております。
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